読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

中学生が夏休みにヒッチハイクで一人旅に出た話

中学生がヒッチハイクで一人旅に出た話です。

中3の夏 旅日記 8月13日(金) 札幌駅~豊臣駅

この記事をシェアする

 今日は朝八時頃起きた。しかし、都市の中心にいるので抜け出すのは困難だと思うと、やる気が起こらず、しばらくボーッとしていた。しかし、いつまでもここにいても仕方ないと思い、いちかばちか石狩街道からヒッチして石狩の方へ向かうことにした。しかし、やはり都市部でのヒッチは難しく、なかなかつかまらない。

 2リットルのペットボトルに入った水もなくなりかけたその時、一台の車が止まった。マジで無理だと思っていたので、めちゃめちゃうれしかった。ドライバーさんはなまりがなかったので、聞いてみるとやはり本州の人で仕事でこっちに来て4ヶ月だという。そして、留萌方面へのヒッチがしやすい所で降ろしていただいた。札幌はもっと出るのが難しいと思っていたのに、ラッキーだった。

 そして、またすぐにその場所でヒッチ開始!!するとすぐに車が止まってくれた。乗っていた方たちは、北大のヒグマ研究会の方たちで、ヒグマの生態調査のため、どこかの山に向かう途中らしい。その人達にヒグマについていろいろ聞いてみたが、ヒグマはそんなに恐いものではないということがわかった。

そして、他にもいろいろ役に立つ情報を教えてもらい、途中のコンビニでおにぎりなどをおごってくださった。

 それから、ソフトクリームがすごくでかいという店に行った。この店のソフトクリームは、別に大してうまいわけではなく、とにかく量がすごいのだ。ただし、量の多い「大」のソフトクリームを作れるのはおばあちゃんだけで、おばあちゃんのいない時は「中」と「ミニ」しかできないらしい。

僕らが行った時は、ちょうどおばあちゃんがいなくて、おばさんがやっていた。だが、やはり修行の足りないおばさんでは「大」が出来ず、失敗して結局普通よりちょっと大きいぐらいのソフトクリームになってしまった。それでも結構大きかった。危うく落としそうになった。これで150円とはすごく安いなあと思った。

それから留萌まで行って、そこで降ろしてもらった。そしてまたヒッチ開始!すぐに車が止まってくれた。

ドライバーさんは幌延町の町議会議員さんで、牧場もやっているという。この議員さんは、車に乗っている間中、北海道の農家とかの生活の状況が厳しいとか、首を吊って死んだ牧場主の話をしてくれた。北海道の牧場というと、ほのぼのした感じで夢いっぱいなイメージだったが、そう甘くはないようだ。

そして牧場に連れてってもらってお茶をごちそうになったり、YAPで牧場の仕事を手伝わせてもらったりした。夕方になって暗くなると、隣の豊臣町まで送ってくださり、カツ丼もおごってくれた。実は、北海道に来たら牧場の仕事を体験してみたいと内心思っていたので、今日はラッキーだった。

そして、豊臣駅で今日は寝ることにした。この駅はトイレもきれいでマンガもあるし、最高の宿だった。田舎の駅なので人もめったに来なくて静かだった。

途中、若い5人くらいの人が来て、仲良くなった。彼らは高校生で年も近いので話がはずんだ。途中、コンビニでおかしを買ってきてくれて餞別にとくれた。彼らの話では、6月頃にこの駅のホームでホームレスが線路に身を投げ自殺して、それ以来この駅には「出る」らしいのだが、たぶん嘘なので今日はもう寝ることにした。